こんにちは!今回は生活をより豊かにするための作業療法(OT)についてお話しします。
「リハビリ」と聞くと歩く練習を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、作業療法士は歩くことだけでなく「食べる」「着替える」「お風呂に入る」といった毎日の生活に欠かせない「作業」をスムーズに行えるようにサポートする専門家です。

作業療法(OT)リハビリがもたらす変化
作業療法ではご自身の力で「できること」を増やし、自信を取り戻すことを目指します。ここでは、実際の訓練でよく行われる内容をいくつかご紹介します。
- 指先や腕の細かい動きを鍛える 手の震えや動きのぎこちなさは、日常生活に大きな影響を与えます。ビーズ通しや折り紙、粘土などの道具を使い、ボタンを留めるといった指先の巧緻性を高めます。
- 日常生活動作(ADL)の練習 最も重要となるのが、実際の生活動作を繰り返し練習することです。スプーンやお箸の持ち方、服の着脱などを丁寧に練習します。必要に応じて、滑り止めマットや自助具なども活用し、安全に食事ができるようにサポートします。
- 認知機能と動作の連携を促す 塗り絵やパズル、間違い探しなどのゲームを通して、集中力や思考力を高めます。また、歩きながらしりとりなど複数のことを同時に行う練習をすることで、体の動きと脳の連携を促し、より安全に活動できるようになります。
今回は、紙コップでクリスマスツリーを作成しました。ご入居者様らしいカラフルな作品が出来上がりました。
作業療法は、単に体の動きを練習するだけではありません。それは、自分らしく、活き活きとした生活を送るための大切な時間です。
私たちは、ご自身の「もっとこうしたい」という思いに寄り添い、その実現を全力でサポートします。ご興味がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。

こんにちは!今回はトレッドミルと免荷装置を組み合わせた歩行訓練についてご紹介します。特に、普段車いすをご利用の方にとって、この訓練がどれほど大きな可能性を秘めているかをお伝えします。
〈写真:トレッドミル使用中〉
トレッドミルと免荷装置とは?
- トレッドミル: いわゆるランニングマシンです。一定の速度で動くベルトの上を歩くことで、歩行の反復練習を安全に行うことができます。
- 免荷装置: 身体の一部、特に体重を支えるための特別なハーネスや装置です。器具で体を支えることで、体重の一部を免除し、足にかかる負担を軽減します。
この2つを組み合わせることで、私たちは重力から解放され、転倒の不安なく歩行練習に集中できるのです。
車いすをご利用の方にとっての大きなメリット
「車いすだから歩くのは無理」と諦めていませんか?この訓練は、そんな考えを変えるきっかけになるかもしれません。
- 安全な環境での集中練習: 免荷装置で体が安定しているため、転倒の心配がありません。これにより、恐怖心なく、正しい姿勢や足の運び方に集中して練習できます。
- 筋力とバランス能力の向上: 身体にかかる負担を調整しながら歩くことで、普段使われにくい筋肉(特に下半身や体幹)を効率的に動かすことができます。これは、将来的に車いすから立ち上がったり、短い距離を補助具を使って移動したりするための筋力とバランス能力を養います。
- 歩行パターンの再学習: トレッドミルは一定の速度で動くため、左右の足の動きを均等にし、スムーズな歩行リズムを体で覚えることができます。
![IMG_8183[1].JPG](https://www.supercourt.jp/blog/shijo/assets_c/2025/11/IMG_8183%5B1%5D-thumb-autox667-308402.jpg)
諦めない心が、一歩につながる
トレッドミルと免荷装置は、ただの機械ではありません。それは、もう一度「自分の足で歩きたい」という思いを形にするための強力なツールです。
この訓練は、決して魔法ではありません。地道な努力と繰り返しの練習が必要です。しかし、小さな一歩がやがて大きな自信となり、日常の可能性を広げてくれるはずです。
スタッフの指導のもと、あなたもこの新しいリハビリテーションに挑戦してみませんか?
※トレッドミルと免荷装置の利用にはリハビリ療法士の評価が必要となり、ご希望に添えない可能性があります
最後までお読みいただきありがとうございました。
こんにちは!今回はリハビリで行われる平行棒歩行についてご紹介します。
平行棒歩行は、歩行練習の第一歩としてとても重要な訓練です。左右にある平行な手すりにつかまることで、体が安定し、転倒のリスクを減らしながら安全に歩く感覚を取り戻すことができます。

平行棒歩行で得られる効果
この練習は、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
- 体のバランス能力の向上: 安定した状態で歩くことで、体の軸を意識し、バランス感覚を向上させます。
- 筋力の強化: 歩くために必要な下半身(お尻や太もも、ふくらはぎなど)や体幹の筋肉を効率よく鍛えることができます。
- 正しい姿勢の習得:手すりで体を支えながら、正しい姿勢で歩く練習ができます。
- 安心感の獲得: 手すりがあることで「いつでも支えられる」という安心感が得られ、歩くことへの自信につながります。

車椅子をご利用の方にも大切な練習
「車椅子を使っているから歩く練習は関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、平行棒歩行は車椅子をご利用の方にとっても、多くのメリットがあります。
- 立ち上がる動作の再獲得: 平行棒を使うことで、手すりを支えに安全に立ち上がる練習ができます。これは、ベッドから車椅子へ、または車椅子からトイレへといった、日常の移乗動作の安定につながります。
- 筋力と持久力の維持・向上: 立つことや短い距離でも歩くことで、脚や体幹の筋肉を動かすことができます。これにより、筋力の低下を防ぎ、日常生活で必要な体力を維持・向上させることが可能です。

鏡を使った練習で得られるメリット
四条大宮では平行棒の前と横に大きな鏡が設置されています。鏡を見ることで自分の体の動きを客観的に確認でき、以下のようなメリットがあります。
- 姿勢の確認: 背中が丸まっていないか、左右の肩の高さに差がないかなど、正しい姿勢を自分で確認できます。
- 歩行の修正: 左右の足の運び方や、歩幅のバランスなど、歩き方の癖を視覚的に捉え、その場で修正することができます。
- 体の動かし方の理解: 普段意識しにくい体の動きを鏡で確認することで、どこに力が入っているか、どの筋肉を使っているかといった、体の使い方をより深く理解できます。

皆様、こんにちは!湿度が高く日中の気温も上がってきましたね(^-^;
今回は、四条大宮で行っているフットケアについてお話します♪
ご入居者の中には、爪が分厚くなってしまう肥厚爪、重なってしまった二枚爪、まっすぐ生えない爪など・・・
ご自身ではなかなか切れない爪に悩んでいる方がおられます。
そんな方々には、電動の爪ヤスリや、専用ニッパーなどで少しずつカットしていき新しい爪が順調に生えてこれるように
ケアを行っています。

割れてしまった爪や変形した分厚い爪は、ふつうの爪切りでは切れません。
このように、爪ヤスリなどを使用して、痛みのない範囲でちょっとずつ削っていきます。
爪白癬の爪を削る時は粉が舞ってしまうので、微温湯をかけながら行っています。

爪の間には垢が溜まっている事が多いので、ゾンデを使用して除去します。
この方の爪は、元々大きな肥厚爪で左隣の足の指に食い込むほどに変形していました。
靴や靴下をはくと痛みが出てしまっていましたが、現在はスッと履けるようになっています(*'▽')
重度の巻き爪などはケアがむずかしいため、往診医に診ていただいています。
このように、歩く・靴下をはく・靴をはく、という様な生活動作での痛みが発生しないよう
介護スタッフ、看護師の間で「〇〇さんの爪が分厚かったよ!」と共有しあえている事がこの施設の強みです(^^♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
おはようございます!
寝苦しい夜が続いていますね(*_*)
個人的にまだ6月なので我が家はクーラーをつけるのを渋っていますが
施設はエアコンも使えてとても快適に皆様過ごされています♪
ところで皆様は「推し活」をされていますか?

こちらのご入居者は横浜ベイスターズのファンだそうです☆彡
テレビで試合を見ている時は集中されているためなるべく静かに血圧などを測定しています(笑)
施設内では日本ハムや巨人など意外と阪神ファンが少なくてびっくり(笑)
皆様はどんな推し活をされていますか(*'▽')
本日もブログ読んでいただきありがとうございます♪
こんにちは。梅雨に入り、雨が続いていますね。
今日は日々の訪問看護について、ご紹介します。
日々訪問看護では、お熱や血圧などを測定し、状態の変化がないか、困りごとがないかを確認しています。
異常があればすぐに往診医と連携して対応ができるようにしております。
写真は体温測定中の写真です。
定時薬の服用介助や注射の指示があるご入居者様には、訪問看護の時間などで投与を行っております。
これから暑い時期が続きます。どうぞご自愛ください。
呼んでいただきありがとうございます(o^―^o)

皆様、こんにちは。
近頃、京都では雨模様で朝からシトシト雨が降ってきました☔
たまたま天気のいい日に、ご入居者さんと散歩に行ったところ、綺麗な紫陽花が咲いていました!
ご入居者さんもご自身の携帯で写真を撮っておられました('ω'✿)
これから暑くなってきますので、皆様も水分補給をして熱中症にならないようお気をつけくださいね( ^^) _旦~~
最後までお読みいただきありがとうございました!


皆様、こんにちは(*'▽')
言語聴覚士のリハビリで微笑ましい出来事がありました。
ご入居者さんが、言語聴覚士のリハビリをされているところに・・・
(^^)/「一緒に歌いたい!」
別のご入居者さんが名乗りをあげられたのです!
せっかくなら一緒に歌って発声練習しましょう♪ とデュエットが始まりました。

※ご希望によりお顔を隠しております※
曲名はあの有名な【川の流れのように】です。お二人ともしっかり声を出しながら歌われていました。

歌い終わると楽しそうな笑顔で
(*'ω'*)「ありがとうございました」
(*'∀')「失礼いたしました」
と笑い合っておられました。楽しそうですね^^
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆様こんにちは。いつも四条大宮のブログを読んで下さりありがとうございます。
今回はリハビリの様子を紹介します♪
もうすぐ6月に入るということで、作業療法の一環で紫陽花作りをしました❁


和紙をちぎって花びらに見立て、紫陽花を型取った画用紙に糊付けしていきます。
葉っぱも折り紙で作成しました。

素敵な紫陽花ができました~!
6月はリハビリ室の壁がたくさんの紫陽花で飾り付けられる予定です(●'◡'●)

最後までお読み頂きありがとうございました!
次回のブログもお楽しみに☆
桜が散り、新緑の季節となりました。
風の気持ちいい日が増えてきましたので、休みの日は時間を見つけてお散歩をしております。
連日ニュースは万博で賑わっておりますが、私はまだ行くことができておりません。なので当施設のご利用者様と「どんなんだろうね?」と想像を膨らませている毎日です。これが意外と楽しくて「昔の万博はこうやった」「この国聞いたことない名前だけどどんなんだろう」とよくお話しています。
さて、季節の変わり目あるところに急変あり。ということで今回は当施設スタッフに対して「窒息、心肺停止、AED使用」の三つについての講習を行いました。
介護士、看護師だけではなく当施設のケアマネージャーも熱心に講習を聞いておりました。
休日の職員も精力的に参加しており大変実りのある時間だったと思います。

当施設のベテラン看護師、さすがの綺麗なフォームです。
胸骨圧迫に必要なのは強く早く絶え間なく。正しい姿勢で正しい位置で正しい深さで一定のリズムの胸骨圧迫を行う必要があり、実際に体験したスタッフは皆揃って「しんどい!」と声に出していました。

不慣れなスタッフも奮闘しておりました。とにかく皆で汗だくになりながら、どれだけ大変かを分かち合えたかと思います。
まずはこの大変さをお互いに分かってもらうことが今回の目的です。急変対応は、一人でも多くの人に協力をしてもらうことが大切だということを身を持って体験してもらいました。
定期的に行っていきますので、また講習の様子をupしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の更新もどうぞお楽しみに。