いつもスーパー・コートプレミアム 奈良・学園前のブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。

ちょっとした豆知識になります。

本日のテーマはタイトル通り『リハビリ』についてになります。

リハビリテーションとは?

リハビリテーション(rehabilitation)は、ラテン語の「re(再び)」と「habilis(適した、ふさわしい)」が組み合わさった言葉で、「再び適する状態になる」ことを意味します。

リハビリテーションの語源と意味

  • 中世ヨーロッパでは、キリスト教カトリック教会から破門された者が再び復帰することを意味しました。
  • 近代では「無罪の罪の取り消し」「名誉の回復」「復権」など広い意味で一般用語として使われてきました。
  • 障害者が多発した戦争を契機とし、第一次世界大戦のころから「障害者に対する機能回復、能力向上、社会復帰」というような意味で使われるようになりました。

リハビリテーションとは、病気や怪我などによって生じた心身機能の低下や障害に対して、医学的、社会的、職業的な手段を用いて、可能な限り能力を回復し、社会復帰を支援する総合的なプロセスです。

リハビリテーションの目的

  • 身体的な機能の回復だけでなく、人間らしく生きる権利の回復や社会復帰を目指すことです。
  • 障害があっても働いたり、経済的に自立したりできるようにするための取り組みです。
  • 障害があっても持っている潜在能力を引き出し、自分らしく生活できるようにするための支援です。

リハビリテーションの種類

リハビリテーションは、対象となる機能や目的によって、以下のように分類されます。

  • 医学的リハビリテーション:
    • 理学療法:運動療法、物理療法など
    • 作業療法:日常生活動作訓練、手工芸など
    • 言語聴覚療法:言語機能訓練、嚥下訓練など
  • 職業リハビリテーション:
    • 職業評価、職業訓練、就労支援など
  • 社会的リハビリテーション:
    • 社会適応訓練、地域生活支援など
  • 教育リハビリテーション:
    • 障害のある児童や人の能力を向上させ、潜在能力を開発し、自己実現を図れるように支援すること

リハビリテーションには、理学療法、作業療法、言語聴覚療法などのアプローチがあります。

理学療法とは?

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的   に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

リハビリテーションの対象となる疾患・障害

  • 脳卒中
  • 脊髄損傷
  • 骨折・関節疾患
  • 心疾患
  • 呼吸器疾患
  • 神経・筋疾患
  • 切断
  • 小児疾患
  • がん  など

リハビリテーションの専門職

リハビリテーションは、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ソーシャルワーカーなど、多職種の専門家がチームを組んで行われます。

リハビリテーションを受ける場所

  • 病院・診療所
  • リハビリテーションセンター
  • 介護老人保健施設
  • 通所リハビリテーション(デイケア)
  • 訪問リハビリテーション
  • 訪問看護(リハビリ)など

リハビリテーションは、患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせて、個別のプログラムが作成されます。早期から適切なリハビリテーションを受けることで、機能回復や社会復帰の可能性が高まります。

リハビリや機能訓練、体操など運動する機会を作り、1人1人に合った運動を提供・提案させて頂きます。