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スタッフ日記 一覧

     歩行介助 ~過介助にならない介助~

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仕事上、介助についてよく聞かれる事が多いです。

介助者は転倒させてはいけない心理があって、無意識に過介助を行っている事が多いです。

過介助を行った場合、ご利用者の残存能力を引き出す事が出来ない事や介助者の介護負担が増えてしまい、悪循環になってしまう事があります。

その為、当施設ではご利用者の残存能力を引き出せる様に最小限の介助をお伝えしています。

最小限の介助を行った事で残存能力が引き出され、ご利用者の要望のシルバーカー歩行が行えています。

今後もご利用者の能力を活かせれる様に今後も取り組んでいきます。

手すり ~手すりの効果~

手すりには3つの役割があります。

・移動の補助

・動作の補助

・転倒・転落の補助

介護における「手すりの役割」は大きく分けて3つあります。

①移動の補助

高齢や病気を患っている場合、自身での移動は困難になります。横手すりを使う事で歩いている人は伝え歩きが出来ます。車椅子の人は手すりを持って移動する事が出来ます。自身の好きな所に移動出来ます。仮に行きたい所に行けない場合、身体機能だけではなく、心も弱くなってしまいます。やはり自身で動く事は大事です。

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➁動作の補助

足腰が弱くなると自身で立ち上がったり、トイレに移ったり、階段を登ったりする事は難しくなります。縦手すりを使用する事で自身で動作を行なう事ができ、活動量は増える人もいます。活動量が増える事で足腰の力は強くなり、今まで出来なかった事が出来る様になる事もあります。高齢や病気だからという理由で、諦めたりする事や制限してしまわない事が大事です。

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➂転落や転倒の防止

高齢や病気を患ってしまうとバランス能力が低下し、転倒や転落が増えます。ふらついた際にとっさに手すりを持てるかで、事故を防げたり、怪我の度合いも変わります。

当施設では少しでもご利用者が安心して日常生活をおくれる様に手すりを配置しています。

介助者がよく足しか見ておらず、歩けないと決めつけてしまう事があります。

歩行は全身運動です。

股関節・膝関節・足関節だけで歩いていません。

頭・首・体幹・手を使っています。

歩けないと決めつける前に身体の弱い部分を見つけるのが大事です。

その仕事はセラピストの仕事です。

身体の弱い所をどう補うかが大事です。

その補い方次第で、そのご利用者の生活又は人生はは変わってきます。

また、家族様の気持ちも変わってきます。

身体の補い方の方法として、福祉用具があります。

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当施設には歩行器や歩行者があります。その他にも外部から福祉用具をレンタルする事が出来ます。

他種多様な福祉用具があり、ご利用者の身体機能に合った福祉用具を提供しています。

今後もご利用者と家族様が安心して過ごして頂ける様にサービスを行っていきます。

どんなクッションがいいか ~リハビリでのポジショニング~

家族様からどんなクッションを持ってきたらいいかと相談を受ける事が多いです。

よくビーズクッションや円柱で真ん中に穴が開いているクッションを持って来られる事が多いです。

非常に申し訳ないですが、ビースクッションや円座クッション(円柱の真ん中に穴が開いているクッション)はポジショニングにはおススメしません。

ビーズクッションに埋まる人のイラスト(男性)

(引用:ビーズクッションに埋まる人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

理由としては

ビースクッションはビーズが端に寄ったりする為に姿勢を保てる程の安定性なく、ポジショニングには向いてはいません。

円座クッションのイラスト

(引用:円座の検索結果 | かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)

円座クッション(円柱で真ん中に穴が開いているクッション)は穴が開いている所には圧が掛かりませんが、外周に圧が掛かってしまいます。その結果、除圧したい部分の周りに圧が掛かってしまい、褥瘡を悪化する可能性があります。

除圧のポイントとしては1点で支えるのではなく、広い面積で面で支える方が除圧になります。

おススメのクッションは長方形の低反発クッションや綿素材のクッションがいいと思います。

ただ、低反発クッションと綿素材のクッションも洗濯や繰り返し使う事で徐々に潰れていき、ポジショニングに使えなくなります。

その為、定期的なクッションの交換は必要です。

姿勢の崩れや両手の機能低下で食事を行う事が出来ない人は多くおられます。

例えば

1:スプーンで食べ物を掬う動作が行いにくい。

2:スプーンを持つ動作がしにくい

3:食べ物を掬えたけど、口元まで食べ物をもってこれない。

4:円背で視線が下方になってしまい、食べ物がどこにあるか分からない。

このような方々に少しでも自分で食べる喜びを感じてもらえる様にするのは、リハビリの仕事だと考えています。

介入方法は以下の通りです。

1:介助スプーンを使用する(指や手首が硬い人が持ちやすい様にグリップが付いたスプーンを使用する)

2:介助皿を使用する(お皿に返しがついており、スプーンですくいやすい)

3:おぼんに傾斜台をおく(スプーンですくいやすい)

4:背もたれにクッションや背もたれのの角度を調整し、食べやすくする

皆様、初めまして!

スーパー・コート東大阪高井田の機能訓練士の植田と申します!

このブログにお越しいただき、ありがとうございます。

私は、SC高井田でお過ごしされている入居者様の身体のケアから運動指導などのお仕事に携わらせて頂いております。ここでは、日々の運動指導の中で、身体の改善や機能が向上した方々のご紹介とパーキンソン病と上手くお付き合いしていくためのリハビリやポイントなどを発信していきたいと思います!

栄えある1人目は、この方です!

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ご入居された当初は車椅子生活で、ご入居前から歩くと転倒を繰り返していたそうです。

上記の画像は、「また歩きたい」という目標に向けて、歩行器での歩行練習を開始した頃のものになります。よちよちとした歩きが目立ち、パーキンソン病の症状の一つにある小刻み歩行とすくみ足が見られます。歩行の修正、改善に向けてどのように介入していくか。リハビリ従事者にとっての醍醐味ですねー!

次回は、私がアプローチした内容とその結果をご報告させて頂きたいと思います。

ではまた、次回も宜しくお願いします!

皆様ご無沙汰しております。

平素はご入居者様、ご家族様、そして近隣住民の皆々様方にご愛顧賜り誠にありがとうございます。

新型コロナウイルス対応のおりには感染対応にご協力いただき、誠にありがとうございます。

この度5類へ移行したことに伴い、制限の撤廃と大型レクリエーションの再開をお知らせいたします。

また施設と致しましては昨年10月に全面改装工事を行い、リハビリルームを設置しております。

ぜひ施設にお立ちよりの際は、ご覧下さいませ。

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5月21日には母の日レクと題して、コロナ明け初の大規模レクリエーションを実施致しました。

そのご様子は当ブログにてお知らせさせていただきます。

色々なイベントを企画してまいりますので、

今後ともスーパー・コート東大阪高井田へ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。

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