【お湯加減より気をつかうモノ、それは空気感でした】

こんにちは、施設スタッフNです。
今日のテーマは「入浴介助」。
そう、あの"裸と裸の真剣勝負"です。
入浴介助によく入っているスタッフに
いろんな声を聴きながら
お風呂場でのあれこれを書いていこうと思います!
◆お風呂って、けっこう戦場。
「入浴介助って、大変なんでしょ〜?」とよく聞かれます。
......うん、大変だよ?(ストレート)
まず何が大変って、タイミング。
「お昼前のこのタイミングなら行けるか!?」と思ったら、
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利用者さん:ちょうどベッドでうとうと中
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別の利用者さん:トイレ行きたい宣言
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職員:1人応援要請中
詰み。
◆でも僕たちは、今日も脱がせる。
「脱がせる」と言っても、もちろん紳士的に、です。
服の種類も千差万別で、
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ボタンが10個あるシャツ(なぜ着た)
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やたら伸びるスパッツ(脱ぎ方が謎)
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めっちゃおしゃれなタンクトップ(ちょっと羨ましい)
これを力任せに脱がせたら終わり。
信頼関係も終わるし、肩も抜けます(物理的に)。
◆「気持ちよかったわ〜」の重み
入浴後、髪を乾かしながらぽそっと言われる、
「気持ちよかったわ〜」
この一言が、全てです。
どれだけ腰が痛くても、汗だくでも、
その一言でなぜか報われるんですよね。不思議。
◆まとめ:お湯より大事なのは"安心感"
結局のところ、入浴介助って技術じゃなくて「人間関係」なんですよ。
服を脱ぐのも、体を洗ってもらうのも、見ず知らずの人間相手なら怖いはず。
でも、信頼があれば、笑って入ってくれる。
僕たちは、ただお風呂に入れてるんじゃない。
「この人に任せて大丈夫」と思ってもらえるように、日々ちょっとずつ信頼貯金してるのです。


