「水分ってね、意外と大事なんですよ」
脱水って聞くと、夏の暑い時期だけの話かな〜と思いがちでしょ?
ところがどっこい、冬でも春でも秋でも!年中無休で起きるのがこの「脱水」なんですよ。
うちの父も昔よく言ってました。「喉が渇いてから飲むのは遅いんだ」って。

「高齢者の身体は砂漠!?」
冗談みたいですが、ほんとです。
年を重ねるとね、まず【喉が渇いた】という感覚自体が鈍くなる。
しかも【体の中の水分の割合】も若いころより少ない。
で、そこに薬なんかも影響してくる。利尿剤とか飲んでる方、けっこういますよね?
身体から水分が出やすいんでしすよね。
「こんな症状に気をつけて!」
脱水っていうのは「いきなり倒れる」だけじゃないんです。
・なんか最近、ぼーっとしてるな〜
・やたらと便秘気味
・おしっこが少ないし、色も濃いな〜
・ご飯の食べが悪い
......こんな小さなサインが、実は「体がカラカラになってきてますよ〜」っていうSOSだったりします。
ちょっとした「いつもと違うな」に、耳をすませてほしいんですよね。

「どう防ぐのさ!?」
水分補給といっても、ただ水を飲ませればいいってもんじゃありません。
だって、ご入居者さん、そうそう簡単に「よし、飲むか」ってならないですからね。
だからこそ、
・こまめに「一口だけでも」すすめる
・スープやゼリー飲料、好きな飲み物で「楽しく補給」
・「おいしいお茶の時間」的なイベントにしちゃう
あと、トイレが近くなるのを嫌がる方も多いので、「昼間にしっかり、夜は控えめに」なんて工夫もありですね。
「まとめ!」
脱水って、ほんとね、「気づいたときにはちょっと危ない」ってことが多いんですよ。
でも、ちょっとした気配りと、ちょっとしたおしゃべりから始まるんです。
「お茶、飲みます?」の一言が命を守ると思うんですよね。



