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【老人性うつ】一人暮らしは要注意|特徴や発症・悪化を防ぐ方法とは

【老人性うつ】一人暮らしは要注意|特徴や発症・悪化を防ぐ方法とは

「最近、一人暮らしの親の元気がないけれど大丈夫かな」

「一人暮らしの親の様子が今までと違っていて心配」

と感じていませんか。

高齢者の心身の不調には、さまざまな原因が考えられますが、原因の一つに老人性うつがあります。高齢者の一人暮らしは年々増えていますが、一人暮らしと老人性うつには密接な関係があるのです。

この記事では、一人暮らしで老人性うつになる原因や特徴、対処法について詳しくご紹介します。

 

【老人性うつ】一人暮らしは要注意

【老人性うつ】一人暮らしは要注意

老人性うつは一人暮らしの場合には、とくに注意が必要です。

なぜなら一人暮らしならではの事情から、かかりやすく悪化しやすい傾向にあるからです。

うつの原因には、複雑な事情が絡み合っています。

一人暮らしをしていると「孤独感を強く感じる」「心身ともにサポートしてくれる家族がそばにいない」などうつの原因になりうる大きなリスクを抱えているのです。

内閣府の平成30年版高齢社会白書によると、1980年には一人暮らしの割合が女性11.2%、男性4.3%だったものが、2040年の推計では、女性24.5%、男性20.8%になる見込みです。

これからますます高齢者の一人暮らしが増え、老人性うつの問題が大きくなっていくでしょう。

参考:内閣府平成30年版高齢社会白書 

 

老人性うつとは

老人性うつとは

老人性うつとその他の年齢のうつは、医学的に区別はありません。

正式な病名ではありませんが、高齢者ならではの特徴や原因、症状があるため、便宜的に65歳以上のうつを【老人性うつ】と呼んでいるのです。

うつ病は次のように定義づけされています。

精神活動が低下し、抑うつ気分、興味や関心の欠如、不安・焦燥、精神運動の制止あるいは激越、食欲低下、不眠などが生じ、生活上の著しい苦痛や機能障害を引き起こす精神疾患です。

引用元:厚生労働省「働く人のメンタルヘルスポータルサイト『こころの耳』」

 

老人性うつの特徴

老人性うつの特徴

老人性うつは、若年性のうつとは異なる次の3つの特徴があります。

  1. 体の不調を強く訴える
  2. 微小妄想を抱く
  3. 不安や緊張を強く感じる

順に説明していきましょう。

体の不調を訴える

老人性うつは、他の年齢のうつと比べ抑うつ的な気分よりも体の不調を訴えることが多いです。

そのため肩こり・頭痛・めまい・しびれなど体調の悪さで医療機関を受診してしまい、体の検査をしても異常が見つからず、うつであることが見過ごされてしまうことも多くあります。

逆に、体の病気が見つかった場合には病気の治療が優先され、うつ症状は見過ごされてしまいがちです。

微小妄想を抱く

老人性うつには、微小妄想の特徴があります。

微小妄想とは、自分を実際より低く評価してしまう妄想のことです。

老人性うつの微小妄想は、症状により次の3つに分類されます。それぞれの特徴については以下の表のとおりです。

【微小妄想の種類と症状】

微小妄想の種類 症 状
心気妄想
(しんきもうそう)
医学的に問題はないのに「治らない病気になってしまった」「がんでもう長くは生きられない」などと思い悩む
罪業妄想
(ざいごうもうそう)
大きな迷惑をかけていたり、何か罪を犯したりしたわけではないのに「周りに迷惑ばかりかけている」「警察に捕まってしまう」などと思い悩む
貧困妄想
(ひんこんもうそう)
生活に問題はない状態なのに「お金がなくて生活できない」「お金が足りない」と思い悩む

不安や緊張を強く感じる

とくに理由はないのに、「不安で落ち着かない」「心細い」という気持ちになります。

何か理由があって不安を感じることは問題を解決するために大切な感情です。

しかし 何も理由がないのに、漠然とした不安を感じることが老人性うつの症状なのです。

 

老人性うつの原因

老人性うつの原因

老人性うつの原因は、他の年齢のうつとは異なるものがあります。

他の年齢のうつに目立つ、仕事や対人関係のストレスが原因で発症することは少ないです。

老人性うつの原因は、高齢者ならではのものが多くなります。

  • ✓仕事を退職した
  • ✓子供が独立した
  • ✓配偶者との死別  など

ここでは、老人性うつの原因を環境的原因と心理的原因に分けて紹介します。

環境的原因

高齢になり今までと違う環境に置かれ不安や寂しさなどから発症します。

【例】

  • ✓定年退職し、家にこもることが増えた
  • ✓子供が独立し、夫婦二人または一人暮らしになった

心理的原因

大切な人との別れや、自分自身の体調の悪さ病気がなかなか治らないなどの気持ちが原因で発症します。

【例】

  • ✓配偶者や身近な人の病気や死亡
  • ✓ペットが死んでしまった
  • ✓病気がなかなか治らない

 

老人性うつの発症を防ぐ5つのポイント

老人性うつの発症を防ぐ5つのポイント

一人暮らしの場合、サポートしてくれる家族がいないため老人性うつが発症しやすい傾向があります。

ここでは、手軽に実践できる老人性うつを防ぐための5つのポイントを紹介しましょう。

しっかり睡眠をとる

じゅうぶんな睡眠は、脳と体を休めてうつ予防になります。
一人暮らしで一緒に生活する家族がいない場合、生活リズムが崩れがちです。

就寝時間と起床時間を決めて規則正しい生活を送るようにしましょう。

日光浴をする

日光浴にはうつを防ぐ働きがあります。

日光浴をすると、ストレス軽減作用のあるセレトニンという物質が分泌されるからです。

セレトニンは別名幸せホルモンとも呼ばれています。

とくに、朝、日光浴をすることは体内リズムを整える効果もあるのでおすすめです。

さらにセレトニンは、睡眠時にはメラトニンという眠気を催す物質に変わり質の良い睡眠が得られます。

高齢で一人暮らしをしていると、体力や筋力、気力の衰えからカーテンを開けるのが億劫になりついつい暗い部屋で過ごす人も。

起床時には、まずカーテンを開けて明るい日の光を浴びましょう。

ただ、日光浴が良いからと長時間日に当たることはおすすめしません。

逆に日焼けや脱水症など健康被害が出るからです。

起床時から午前中の15分から30分位がおすすめです。(夏場の気温が高いときや体力が落ちているときは体の負担にならない程度に行いましょう)

バランスの良い食生活

バランスの良い食生活はうつの予防に効果的です。

とくに肉や魚、乳製品などのタンパク質はストレス軽減作用もあり、やる気も出るセレトニンという物質の材料になるのでおすすめです。

タンパク質が不足すると、イライラしたりぼーっとしたりメンタル面にも影響が出ます。

もちろんタンパク質だけでなく糖質や脂肪、ビタミン、ミネラルなどもバランスよく摂取しましょう。

一人暮らしで食事の準備が面倒でも、3食きちんと食べることが大切です。

適度な運動でストレス発散する

散歩や無理のない程度の体操など体を動かすことで、気分転換にもなりストレス発散ができます。
また適度な運動は、体力をつけ食欲を増進し睡眠の質を上げる働きもするのでうつ予防にはとてもおすすめです。

高齢で一人暮らしをしていると、外出も減り運動不足になりがち。

毎日の日課に無理のない運動を取り入れて、少しずつでも続けることが大切です。

趣味などで楽しい時間をもつ

趣味などで楽しい時間をもち愉快で幸せな気持ちになることが、うつの発症を防ぐことに有効です。

趣味はないという人も、高齢者でも簡単に楽しめることがあります。

  • ✓パズルをする
  • ✓テレビを見る
  • ✓ガーデニング

一人暮らしの場合、趣味のクラブに入るなど他の人と一緒に楽しむ趣味を見つけることもおすすめです。

 

一人暮らしの老人性うつの対処法

一人暮らしの老人性うつの対処法

老人性うつになっても一人暮らしの場合、家族のサポートが受けにくいという問題点があります。

しかし公的機関や民間でもサポートを受けられるサービスがあるので、積極的に利用しましょう。

また思い切って施設に入居するという選択肢も。ここでは、一人暮らしの老人性うつの対処法を紹介します。

地域包括サービスセンターに相談する

地域包括サービスセンターとは、高齢者の暮らしを地域でサポートするための施設です。

65歳以上の高齢者や高齢者の世話をしている人が無料で相談できます。

ケアマネージャーや保健師、社会福祉士などが在籍して相談にのってくれるので高齢者本人だけでなく離れて暮らす家族にとっても頼りになる存在です。

それぞれのケースにより、今後どうしたらよいかを具体的に紹介してもらえます。

宅配食利用で栄養バランスの良い食事を摂る

高齢者の一人暮らしでは、食事の準備もままならないことが多いでしょう。

そんな時は、栄養バランスの良い宅配食の利用をおすすめします。

体調の悪さで買い物に出るのもつらいときに、食事を届けてもらえるのでとても便利です。

介護施設に入居する

介護施設に入居することで、うつの原因にもなる一人暮らしの孤独感が解消できます。

毎日、施設のスタッフや入居している他の高齢者との交流が持てるからです。

また施設に入居することで、食事や運動などの生活リズムの改善も期待できます。

関連記事:有料老人ホームとは?種類・費用・入居条件についてわかりやすく解説

 

老人性うつの治療法

老人性うつは治療すれば治る病気です。

悪化して自殺など最悪の事態を招かないためにも、早期に病気に気づき医療機関を受診して治療することが大切です。

老人性うつの治療法には、次の3つの方法があります。

  1. 薬物療法
  2. 精神療法
  3. 環境を調整する

それぞれを紹介しましょう。

薬物療法

他の年代のうつと同じく、抗うつ剤での治療が中心になります。

抗うつ薬は継続的な使用が必要で、短期間では効果が出ないことも多いです。

医師とよくコミュニケーションをとって、焦らず治療を継続しましょう。高齢者の場合、血圧上昇や頻脈などの副作用が出る場合もあり医療機関での細かな対応が必要です。

精神療法

通院して医師や看護師と会話をしたりカウンセリングを受けたりすることで不安が解消し、症状を軽減できます。
一人暮らしの高齢者は、話し相手になってかまってもらえることだけでも孤独感が和らぎ、症状の改善に役立つのです。

環境を調整する

高齢者の一人暮らしは、孤独感からうつになることがあります。

子どもと同居したり、家族がたびたび訪問したりすることで寂しさがまぎれ、うつ症状が軽減することも。

また場合によっては施設入居なども有効です。

 

老人性うつと認知症の違い

老人性うつと認知症の違い

じつは、老人性うつと認知症は似たような症状があります。

早期発見して治療するためには注意深く見分けることが必要です。

しかし老人性うつと認知症は併発している場合もあり、専門の医師でも見分けるのが難しいこともあります。

老人性うつと認知症の違いを見ていきましょう。

【老人性うつと認知症の違い】

  老人性うつ 認知症
進行速度 発症後、短い期間にさまざまな症状 長い期間に徐々に進行
発症の時期があいまい
病気・症状の自覚 ある 進行していくとなくなる
受け答えの仕方 ゆっくり考えて答える
答えられないことも
あまり考えずに答える
的外れな答えも
自責の念 あり 進行するとなくなる

老人性うつの初期には、物忘れがあったり元気がなかったり、ぼーっとしていたりすることなどから認知症と間違われることもよくあります。

 

老人性うつの発症・悪化を防いで明るく生き生きとした生活を送ろう

老人性うつの発症・悪化を防いで明るく生き生きとした生活を送ろう

老人性うつは高齢者であれば誰もがかかる可能性のある病気です。さらに一人暮らしであればなおさらでしょう。

老人性うつの発症や悪化を防ぐには、バランスの良い食事や適度な運動、ストレス発散が大切です。他にも生活リズムを整えることなども。

 しかし一人暮らしでは、バランスの良い食事をとったり生活リズムを整えたりすることが難しい場合もあります。

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監修者

監修者の写真

花尾 奏一 (はなお そういち)

介護主任、講師

<資格>

介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

<略歴>

有料老人ホームにて10年間介護主任を経験し、その後「イキイキ介護スクール」に異動し講師として6年間勤める。現在は介護福祉士実務者研修や介護職員初任者研修の講師として活動しているかたわら、スーパー・コート社内で行われる介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成や試験官も務めている。

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