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ivh(中心静脈栄養)とは?在宅や介護施設でのケアについて解説

ivh(中心静脈栄養)とは?在宅や介護施設でのケアについて解説

「IVHとはどのような点滴の方法なのか?」と、気になりますよね。

体力が落ちてきて口から食事がとれず栄養補給の目的でIVHの選択をした場合、在宅で家族がどこまでケアができるのか不安になってしまいます。

IVHにはメリットだけでなくデメリットもあるので、さまざまな視点から対策を立てておくことが大切です。

急いでIVHのカテーテル手術を受ける必要がある、もしくは他の点滴方法も含めて検討しなければならないご家族にむけて、この記事ではIVHの管理方法や介護施設での医療ケアについて解説します。

 

IVH(中心静脈栄養)とは

ivh(中心静脈栄養)とは

IVHとは、静脈に挿入したカテーテルにより水分や栄養、薬剤を点滴する方法です。

次のような人に対して行います。

  • ✓病気や加齢で口から食事がとりにくくなった
  • ✓消化管機能に障害がある
  • ✓これからの療養のために体力を維持しなければならない

 

IVHは高カロリーの栄養輸液を、腕などの細い血管ではなく心臓に近い静脈へカテーテルを挿入して点滴します。

そのため血管を傷めることなく栄養の補給ができるのです。

以前は入院で処置や経過観察をしていましたが、最近では医療の進歩によって、自宅で療養しながらの栄養摂取が可能になりました。

IVHとCVとは違うのか

CVポートは中心静脈カテーテルの一部です。

ポートは点滴のために皮膚の下へ埋め込む器具で、IVHを行う手術に合わせて使用します。

100円玉ぐらいの器具で、血管に栄養を送り込むカテーテルとで構成されるものです。

IVHと胃ろうとの違い

胃ろうは、胃にあけた穴へ直接栄養を送り込む方法です。

カテーテルを使って体内に栄養を送り込むという点では、IVHと同じと言えます。

口から食事がとれなくなった人でも、人工的に栄養の摂取が継続できるため、延命治療ととらえる人も。

胃ろうを造設するには手術が必要で、半年ごとにカテーテルの交換がかかせないなど、費用や手間がかかります。

いっぽうIVHは一度ポートを埋め込んであれば、点滴を利用する際に再開ができるのです。

 

IVHのメリット

ivhのメリット

IVHは、胃ろうに不安や抵抗のある人が選択する治療法です。

この章では、IVHのメリットを4つ紹介します。

苦痛が少ない

IVHは注射針を刺すことが少ないので、苦痛をあまり感じません。

IVHでは体内に挿入したままの中心静脈カテーテルから、血管に輸液製剤を投与します。

それに対して、末梢静脈栄養(腕や足などの末梢静脈からできる限り栄養を補給する点滴方法)は、カテーテルを交換するごとに、挿入する部位に痛みと静脈炎を起こす危険性が高くなる点がデメリットです。

IVHカテーテルは長期的な使用が可能

IVHは、感染症や自己抜去(患者自身が点滴などのチューブを引き抜くこと)の予防ができれば、数カ月の使用が可能です。

一方で末梢静脈栄養は血管の炎症予防のため「針を挿入したまま96時間以上は固定しない」とガイドラインにあり、長期に使用する場合は定期的に交換しなければなりません。

中心静脈は、体の中でもっとも太い血管で血液量も多いため、栄養剤や薬も薄まりやすく血管炎を起こしにくい特徴があります。

またカテーテルは、トラブルさえなければ交換する必要もなく長期的に使用できるため、日々の管理においては重要なポイントです

在宅で高カロリー輸液の点滴を行える

IVHは、末梢静脈栄養と比較して高カロリー輸液を中心静脈から投与できるので、体に必要な栄養素の補給が可能です。

またカテーテルは、トラブルがなければ長期間使用できるので、在宅での管理ができます

高カロリー輸液は、粘性が強く高濃度の輸液が多いです。

末梢静脈など細い血管に投与すると、炎症やつまりを引き起こす危険性があります。

また末梢静脈栄養は短い間隔でカテーテルを交換するため、自宅では対応できません。

中心静脈栄養の場合は、血液量が多く血流も早い血管にカテーテルを挿入したままになります。そのため薬剤や高カロリー輸液を投与してもすぐに希釈されるので、炎症やつまりの可能性が少ないのです。

入浴や外出ができる

IVHなら、入浴や外出ができます。

一般的に点滴をしている場合は、入浴できないのが現状です。

しかしIVHでは、皮下に埋め込まれているCVポートが体内のカテーテルとつながっているので入浴が可能。

また外出もできます。

点滴を行う時間を夜にして昼に外すことで、普段通りの生活が可能です。

さらに一日中点滴をし続けなければならない人でも、ポンプと高カロリー輸液を持ち歩くことで外出ができます。

持ち運びに便利で高濃度輸液とポンプをまとめて入れられるバッグや、身につけやすいように専用のポケットがついたジャケットなどを利用するといいでしょう。

 

IVHのデメリット

ivhのデメリット

IVHのデメリットには、合併症や感染症を起こしやすいことが挙げられます。

予防のためには、日々のカテーテル管理が大切です。

病院で教えてもらう、点滴前後の洗浄や消毒などの管理はかかせません。

合併症や感染症にかかってしまうと、さまざまな症状が現れます。

日頃から発症のサインがないかどうかを観察しつつ、定期的な受診で未然に回避できるかもしれません。

IVHは感染症を起こす恐れがある

感染症は、IVHで一番起こりやすいトラブルです。

長い期間カテーテルを挿入したままにしているので、感染症を引き起こす可能性が高まります。

カテーテル挿入部や輸液の汚染などさまざまな要因によって、感染症を引き起すことに。

症状が進行すると、臓器不全となる敗血症に至るかもしれません。

常日頃からカテーテルが挿入されている部位の赤みや腫れなどの変化、発熱などの症状がないかを観察することで、悪化を未然に防げるでしょう。

合併症を発症させやすい

血栓症で身体にとって異物のカテーテルを挿入したままにすると、血管内で血栓(血の塊)ができやすくなります。

血栓ができると、発熱・むくみ・点滴が落ちにくくなるなどの予兆があります。

大きくなって飛んでしまうと脳や肺に詰まって、肺塞栓症や脳塞栓症など大事に至ることもあるので、早めの対処が必要に。

輸液製剤による合併症は以下のとおりです。

  • ✓ビタミン欠乏症
  • ✓高トリグリセニド血症
  • ✓高血糖
  • ✓微量元素欠乏

さらにIVHのみでは消化管の使用が減るため、機能の低下による感染症を起こす恐れも。

口から食事を摂れないことにはデメリットもあるため、消化管が十分に機能するなら、胃腸から栄養を投与する方法がすすめられています。

 

在宅でのIVHにおける医療的な行為

在宅でのivhにおける医療的な行為

IVHは医療行為にあたるため介護職員ではできませんが、家族や本人ができることもあるので、自宅での管理が可能です。

日常生活でどのようなことをすればいいのか、看護師から指導を受け習得しておきましょう。

輸液製剤の取扱い

一般的には病院や調剤薬局で輸液製剤を混合していますが、中には看護師の指導を受けたうえで自宅で使用する直前に複数の薬液を混ぜる場合もあります。

輸液については冷所保存なので、使用する前までには常温に戻しておきましょう。

輸液バッグの交換

輸液バッグが空になったら、看護師か家族が交換します。

点滴のルートにあるいくつかのストッパーを閉めてから、新しいバッグに取り替えましょう。

カテーテルの接続・穿刺(せんし)・交換

間欠注入(継続しているのではなく数時間のみ点滴する方法)を開始するときや、入浴時に外した際には、新たな輸液バッグをカテーテルに接続します。

体外式(先端が中心静脈に挿入したままでカテーテルの一部を体外に出しているタイプ)の場合は、カテーテルに輸液ルートを接続するのです。

またポート式は輸液ルートに針をつなげてから、ポートに針を刺します。

IVHによる作業は、何度も経験を積んでいくことで慣れてくるでしょう。

輸液バッグを長時間外す場合の処置

輸液バッグを長時間外す場合には、血液が固まるのを防止しなければなりません。

そのままにしておくと、使えなくなってしまうからです。

実際には看護師や家族が、カテーテルにヘパリン製剤を注入する必要があります。

入浴時のポイント

体外式では入浴する前に、カテーテル挿入部へ保護テープを貼らなければなりません。

防水効果があるため、挿入部が濡れるのを防げます

もし挿入部が濡れてしまったら、入浴後に消毒してから保護用テープを貼った後、カテーテルを固定しましょう。

 

IVHの費用が心配

ivhの費用が心配

IVHは高度な医療行為に該当するため「医療費がかさむのではないか」と、気になる方もいるでしょう。

IVHは健康保険のおかげで、医療費負担が軽減されます。

我が国の健康保険制度では、高額療養費制度(高額な医療費の負担が必要になった場合、一定の額を超えた金額について払い戻される公的な制度)があります。

そのため自己負担の上限額は所得によって異なるものの、実際の自己負担額が数十万円になることはありません。

また民間医療保険に加入している場合は、どのような保障内容になっているのか確認しておきましょう。

医療保険の保障内容まではわからない人も多いですが、給付金があれば負担を軽減できるので、確認が必要です。

 

IVHに対応している老人ホームを探しておくことも大切

ivhに対応している老人ホームを探しておくことも大切IVHは医師や訪問看護師、薬局と連携して対応できる環境なら、在宅でのケアも可能です。

ご本人の生活の質を上げることにもつながるでしょう。

しかし医療によるサポートが難しい場合は、在宅ではなく老人ホームで医療従事者によるケアも考えられます。

CVポートによる点滴は管理しやすいですが、医療的なケアも行わなければなりません。

IVHは感染症のリスクは低いですが、そのほかの合併症についても注意が必要です。

さらに医療面だけではなく、ご本人にとって住み心地の良い快適な生活が送れる老人ホームであることも大切です。

有料老人ホームスーパー・コートでは、入居者様が安心して毎日を楽しく生活していただけるよう、医療行為が必要な方もご利用いただけます。

看護師が24時間常駐で、夜間や早朝に医療行為が可能な老人ホームもございます。

医療ケアが充実している老人ホームをお探しなら、有料老人ホームスーパー・コートにご相談ください。

 

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監修者

監修者の写真

花尾 奏一 (はなお そういち)

介護主任、講師

<資格>

介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

<略歴>

有料老人ホームにて10年間介護主任を経験し、その後「イキイキ介護スクール」に異動し講師として6年間勤める。現在は介護福祉士実務者研修や介護職員初任者研修の講師として活動しているかたわら、スーパー・コート社内で行われる介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成や試験官も務めている。

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