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パーキンソン病の原因・初期症状とは?セルフチェック方法も紹介

パーキンソン病の原因・初期症状とは?セルフチェック方法も紹介

パーキンソン病は、発症原因がわからない難病として認定されている病気です。ゆっくりと進行するため、前兆に気づかないまま 初期症状へと移行するケースもみられます。

パーキンソン病は高齢になるほど罹患リスクが高くなるとされており、罹患者の割合も少なくありません。

この記事では、パーキンソン病の発症原因や主な症状、初期にみられる症状を紹介します。自分でできるチェック方法も取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

パーキンソン病について


パーキンソン病とは、脳内のドーパミン神経細胞が減少してしまい 、それに合わせてドーパミンの作用が通常どおりに行われなくなる病気です。

ドーパミンは運動機能や感覚機能・認知や精神に作用する神経伝達物質のため、分泌量が減るにつれて筋肉が動かしづらくなり、自立した生活が送りにくくなっていきます。

罹患者の割合は、10万人に100〜180人程度であり、60歳以上になると100人に1人の発症率となります。老化にともなう病気とも考えられますが、一方で40歳以下の若年性パーキンソン病も確認されています。[1]

[1]
参考:厚生労働省 難治性疾患政策研究班 難病情報センター「パーキンソン病(指定難病6)」

パーキンソン病を発症する原因

パーキンソン病を発症する原因は、明確にはわかっていません。特別な原因がないとされている一方で、神経細胞の中に特定のタンパク質が溜まることで発症します。

タンパク質が溜まる直接の原因もわかっていないため、現在「指定難病」のひとつに加えられています。

関連記事:パーキンソン病の原因・初期症状とは?セルフチェック方法も紹介

主な症状

パーキンソン病の主な症状は、以下の「4大症状」が挙げられます。

【パーキンソン病の症状】

  • ・安静時振戦:止まっているときにふるえが出る
  • ・筋強剛(筋固縮):筋肉が固くなり手足が曲げにくくなる
  • ・無動・寡動:動き出す際に時間がかかり動作が鈍くなる
  • ・姿勢反射障害:体のバランスが乱れ姿勢や体勢を保ちにくくなる

安静時振戦は、体や手足を動かしていないときにふるえが現れる症状です。何もしていないのに手指がブルブルとふるえるような症状です。

筋強剛は、筋肉が使われずこわばっていき、固くなる症状です。リハビリテーションなどを行わずにいると、手足の曲げ伸ばしが通常よりも難しくなります。

無動・寡動は動作が通常よりもゆっくり、または動かない状態です。筋肉の柔軟性が失われているために、動作自体が取りづらくなってしまいます。

姿勢反射障害とは、立っているときに何らかの力が加わったとき、体のバランスが取れなくなりぐらつきや転倒が起きやすくなる状態です。

上記が4大症状と呼ばれるものですが、他にもさまざまなトラブルがみられる ケースがあります。

関連記事:パーキンソン病の重症度分類を解説!生活機能障害度Ⅰ度~Ⅲ度も確認

パーキンソン病初期に見られる症状とは


パーキンソン病の初期症状は、前兆を経て進行した際に発症します。まず体の片側に違和感や異常が発生し、ふるえや筋肉のこわばりが始まります。

はじめのうちは体の片側のみに症状が現れますが、日常生活は通常どおり自力で送ることができます。 しかし、症状が進行していくにつれて、片側から両側へと運動機能の低下がみられ、歩行障害や転びやすさもはっきりと自覚できるようになり日常生活に支障が出てきます 。

前兆の段階から治療を開始することが大切ですが、万が一前兆を見逃してしまっても、初期症状がみられた段階で専門医に相談してください。

パーキンソン病の前兆となる症状のチェックシート


パーキンソン病は、ある日突然出現するわけではなく前兆となる症状が現れます。どのような症状がみられるのか、チェックポイントをまとめました。

【パーキンソン病の前兆症状】

睡眠に関する前兆症状 ・寝ていても手足が動いて目覚めてしまう
・寝ているときに声や動きが出ると指摘された
手の動きに関する前兆症状 ・PCのキーボードやマウスが操作しづらい
・小銭の出し入れやボタンかけがしづらくなった
・洗髪動作や歯みがき、調理の時のかき混ぜ動作がしづらくなった
・書く字が小さく、汚くなった
歩行に関する前兆症状 ・歩く時に足が引っかかったり引きずったりするようになった
・歩く時や会話している時に手足が震えるようになった
・歩く時に腕を振ってない、遅くなったと周囲の人に言われた
自律神経の前兆症状 ・便秘がひどくなった
筋肉に関する前兆症状 ・姿勢が前かがみになってきた
・肩凝りがひどくなった
・筋肉のこわばりがある

神経伝達物質であるドーパミン は筋肉だけではなく、感覚や自律神経にも作用する神経伝達物質です。

ドーパミンの分泌量が少なくなるとパーキンソン病が発症し、 手先の動きや睡眠の不調、便秘といったトラブルがみられる場合があります。

パーキンソン病初期症状のチェック方法


パーキンソン病は前兆の症状から初期症状へと進行します。早期発見・早期治療が予後を左右するため、心当たりがある方は5つのチェック方法を意識してみてください。

方法①指と指を合わせられるか

右と左それぞれの手で、親指と人差し指の腹を何回かすばやくくっつける動きをしてみましょう。指同士がずれてしまう、スムーズに叩き合わない場合は、方法②を試してみてください。

方法②かかとで床をタップできるか

方法①と合わせて、左右のかかとを床に何度かくっつけてみましょう。どちらかのかかとがうまくくっつかない、動作に問題が出てしまう場合は、パーキンソン病の可能性が疑われます。

方法③快適に睡眠をとれているか

途中覚醒や不眠など、睡眠に問題がないかを確認しましょう。手足が動いて就寝中に目覚めてしまう、悪夢でよく眠れないようなケースは注意が必要です。

方法④声は出しにくくないか

声量が少なくなった、声の出しづらさがあるような場合も、パーキンソン病が疑われます。

方法⑤スムーズに歩行できるか

パーキンソン病の代表的な症状に歩行障害が挙げられます。以前よりも歩き方が慎重になった、歩幅が小さくなったり歩き方が不自然になったりしている(と指摘された)場合には、パーキンソン病の疑いが強いためほかの症状も併せて確認することがよいでしょう。

パーキンソン病の早期発見・治療の重要性


パーキンソン病は、症状がほとんどないからといってそのままにしていると、初期症状から中度へと進行します。手指の不具合や睡眠障害を見過ごしてしまうと、体の部分的な不具合が全身へ及んでいきます。

パーキンソン病の治療は投薬だけではなく、リハビリテーションも効果的です。筋肉はこまめに動かさなければ固くなっていってしまうため、パーキンソン病の早期発見とともに投薬・リハビリテーションの早期治療を併用することが進行抑制に役立つのです。

症状が進行してから治療を受けようとしても、すでに進行した状態では元の健康な状態に戻しきることはもちろん、そもそも進行した状態よりも戻すことが難しいため 、早期からの治療が重要です。[2]

[2]
参考:全国健康保険協会「パーキンソン病」

初期症状の段階から早期治療を始めよう


今回は、パーキンソン病の特徴や原因、前兆となる症状や初期症状について紹介しました。

これといった発症原因が解明されておらずまだ特効薬もない難病のため、現段階で発症を完全に防ぐことはできません。しかし、早期に罹患を察知して進行予防や対処法を講じていけば、自立した生活を少しでも長く続けることが可能です。

本記事で取り上げたチェックポイント以外にも、体の不調や違和感には敏感になり、おかしいと感じたらかかりつけ医や専門医を早期に受診してください。

パーキンソン病の方ができるだけ生活に不安や不満を感じることなく過ごしていくためには、普段の住環境も重要です。有料老人ホームや高齢者住宅を運営しているスーパー・コートではパーキンソン病専門住宅もご用意しているので、お気軽にご相談ください。

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監修者

監修者の写真

花尾 奏一 (はなお そういち)

介護主任、講師

<資格>

介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

<略歴>

有料老人ホームにて10年間介護主任を経験し、その後「イキイキ介護スクール」に異動し講師として6年間勤める。現在は介護福祉士実務者研修や介護職員初任者研修の講師として活動しているかたわら、スーパー・コート社内で行われる介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成や試験官も務めている。