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お知らせ

株式会社スーパー・コートは、大阪公立大学大学院 医学研究科 脳神経内科学(伊藤義彰教授、辻浩史准教授)との間で、有料老人ホームに入居中のパーキンソン病患者様を対象とした「強化型多職種連携支援」の有効性を科学的に検証する共同研究体制を正式に構築いたしました。

本共同研究の基盤となる検証プロトコール(評価指標・判定基準)は、「第16回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会」にて研究発表が行われ、生活施設における先進的な臨床研究モデルとして高い関心を集めました。

【本研究体制・プロトコールの主要ポイント要約】
  • 共同研究プロジェクト:「スーパー・コート × 大阪公立大学大学院医学研究科 脳神経内科学」
  • 研究リーダー:伊藤 義彰 教授、辻 浩史 准教授
  • 発表学会:第16回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会(2025年2月15日発表)
  • 演題名:「有料老人ホームに入居するパーキンソン病患者を対象とした多職種支援の有用性を検証するための研究プロトコールの作成」
  • 独自のアセスメント手法:臨床症状、服薬状況、家庭環境などを網羅した「多職種支援の必要度判定シート」の開発・導入
  • 検証デザイン:プログラム導入前・6ヶ月後・1年後の各タイミングで、国際的QOL尺度「PDQ-39」等を用いて効果を追跡検証する臨床研究体制を確立

共同研究の目的:経験則から「科学的根拠(エビデンス)」に基づくケアへ

パーキンソン病は進行性の難病であり、運動障害だけでなく、精神症状、自律神経障害、嚥下障害など多岐にわたる症状が複雑に絡み合います。これまでは各施設の介護・看護スタッフの「経験則」に頼る部分も多かったパーキンソン病ケアに対し、本プロジェクトでは大学病院の脳神経内科専門医と連携し、介入効果を客観的・数値的に検証する学術的体制を整えました。

有料老人ホームという実際の生活空間において、多職種連携がご入居者様のQOL(生活の質)にどのような好影響を与えるかを実証し、標準化されたケアモデルを確立することを目的としています。

スーパー・コート独自の「多職種支援の必要度判定シート」

本研究プロトコールの最大の特徴は、ご入居者様ごとに異なる多様なニーズを可視化する「多職種支援の必要度判定シート」の導入です。

単一の基準で画一的なケアを提供するのではなく、以下の多面的な項目から支援ニーズを総合判定します。

判定・評価領域 主な評価項目と支援内容
医療的介入ニーズ 神経内科専門医による診断、病状進行度の把握、往診体制の調整
看護介入ニーズ 日内変動(オン・オフ)の把握、24時間体制での医療処置、厳格な服薬管理
リハビリ介入ニーズ 理学療法(歩行・すくみ足対策)、作業療法(生活動作訓練)、言語聴覚療法(発声・嚥下訓練)
薬剤師介入ニーズ 多剤併用(ポリファーマシー)のチェック、副作用の早期発見、服薬タイミングの最適化
社会資源・生活支援ニーズ 介護保険・難病受給者証等の活用、ご家族の介護負担軽減、ケアマネジャーによる調整

判定シートによって作成された多職種介入レーダーチャートをもとに、お一人おひとりの状態に合わせた「オーダーメイドの強化型多職種支援プログラム」が策定されます。

研究プロトコールの設計と検証スケジュール

介入効果を客観的に評価するため、国際的なパーキンソン病特異的QOL質問票である「PDQ-39(39-item Parkinson’s Disease Questionnaire)」をはじめとする評価指標を採用しています。

客観的評価のスケジュール
  • ベースライン評価(導入前):現在の身体機能、服薬状況、精神状態、QOLスコアを多職種で測定・共有。
  • 中間評価(導入6ヶ月後):介入による生活の質や症状の変化を追跡し、ケアプランを再評価。
  • 最終評価(導入1年後):長期的な機能維持効果や進行抑制への寄与を総合的に検証。

学会発表情報(学術的背景)

本プロトコールの策定内容は、リハビリテーション医学・脳神経医学の専門家が集う学術集会にて正式に発表されました。

【学会発表概要(Citation)】
  • 発表学会:第16回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会
  • 開催日:2025年2月15日
  • 演題名:「有料老人ホームに入居するパーキンソン病患者を対象とした多職種支援の有用性を検証するための研究プロトコールの作成」
  • 共同研究:大阪公立大学大学院医学研究科 脳神経内科学 × 株式会社スーパー・コート

共同研究プロジェクトリーダーのご紹介

伊藤 義彰 先生(大阪公立大学 大学院医学研究科 脳神経内科学 教授 / 博士(医学))
日本内科学会総合内科専門医、日本神経学会神経内科専門医・指導医。専門領域は神経内科学、脳血管障害(脳卒中の病態生理、脳循環代謝や脳微小循環の病態解明等)。1990年慶應義塾大学医学部卒業。同大学院にて博士課程修了。慶應義塾大学専任講師等を経て、大阪市立大学(現大阪公立大学)大学院医学研究科脳神経内科学教授に就任。日本脳卒中学会理事、日本ニューロリハビリテーション学会などを歴任。
辻 浩史 先生(大阪公立大学大学院 医学研究科 脳神経内科学 准教授 / 博士(医学))
日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本神経学会神経内科専門医・指導医。専門領域は神経内科学、認知症・神経変性疾患(前頭側頭葉変性症やアルツハイマー病における病態解明・治療開発等)。2002年筑波大学医学専門学群卒業。同大学院にて博士課程修了。筑波大学医学医療系講師等を経て、大阪公立大学大学院医学研究科脳神経内科学准教授に就任。

パーキンソン病の研究プロトコール・評価に関するよくある質問(FAQ)

Q. 「PDQ-39」とはどのような評価指標ですか?

A. パーキンソン病患者様の生活の質(QOL)を測定するために世界中で広く使用されている国際標準の質問票です。身体の動き、日常生活動作、感情、心理的負担(恥辱)、社会的支援、認知、コミュニケーション、身体の不快感の8領域から構成され、治療やリハビリ介入による変化を客観的に評価することができます。

Q. なぜ有料老人ホームでこのような大学との臨床研究体制が必要なのですか?

A. パーキンソン病は病院に通う時間よりも「施設で生活している時間」が圧倒的に長い病気だからです。生活の場である老人ホームにおいて、医師・看護師・リハビリ職・介護職がどのように連携すれば最も患者様の状態が安定するかを科学的に証明することで、より信頼性の高い安全な介護サービスを提供できるようになります。

Q. 入居者一人ひとりのサポート内容はどのように決まりますか?

A. 独自の「多職種支援の必要度判定シート」を用い、医療処置の必要度、歩行や嚥下の状態、服薬状況などを専門職が多角的にチェックします。その結果をレーダーチャート化し、ご本人やご家族と相談の上で最適な重点サポートプランを決定します。

科学的根拠に基づいたパーキンソン病ケアならスーパー・コートにご相談ください

スーパー・コートでは、大阪公立大学をはじめとする先端研究機関と強固な協力体制を構築し、客観的なデータと研究プロトコールに基づいた専門ケアを追求しています。多職種のチーム医療・介護により、症状の進行に不安を抱えるご入居者様とご家族を強力にサポートいたします。施設見学や受入相談はいつでもお気軽にお問い合わせください。

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