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長い夏が終わりにさしかかっているのではと、ようやく思えるようになってきました。
昨日、公園を散歩して、彼岸花が咲いているのを見つけて、やっと秋を感じました。
さて、スーパー・コート東大阪新石切では、恒例のコーラスレクで秋の歌を歌って頂きました。
好評の懐メロを数曲、『湯の町エレジー』や『星影のワルツ』なども歌っていただいたわけですが、
今回のメインソングは『里の秋』。
教科書にも載っている有名な愛唱歌です。
皆さん、ご存知で、大きな声で歌って下さいました。
♪ああ、かあさんとただ二人と歌詞にあります。
あれ?お父さんは?
実は、お父さん、戦争に行っていました。
この曲は太平洋戦争直後に作られた曲で、静かな秋の夜にお父さんの笑顔を思い出すまでの
情緒豊かな1番と2番の歌詞とはまるきり世界の違う幻の3番が存在していました。
今回、その歌を皆さんに聴いて頂くと、「時代やなあ」「あの時はみんなそうやった」と口々に語って下さいました。
幻の3番は、同じメロディーなのに、軍歌のような歌詞で、大きくなったら兵隊さんだ嬉しいなと綴られていたのです。
戦後になって、3番は書き直され、1番2番に劣らない、秋の哀愁と情緒がたっぷり込められた
美しい歌詞に仕上がったのです。
「この三番が歌える時代になって良かったね」という声が聞かれました。
今回の皆さんの歌声も素晴らしく、一足先に訪れた秋の響きが空間を満たしたのでした。
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