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六月と言えば、浅はかな私はジューンブライドくらいしか思い浮かばないのですが(笑)
色々な別称があるようでして、一番先に思いつくのは水無月。
六月って梅雨の月ですし、何故に水無月というのか不思議と言えば不思議です。
旧暦の六月は、今で言えば七月あたりになるそうで、
梅雨が終わって水が涸れ尽きて無くなるという意味ではないかと言われています。
あるいは田んぼに水を張ることから「水な月」という説もあるそうです。
いずれにしても、自然と生きてきた日本人の古き良き暦には興味が尽きません。
他にある別称(異称)は、青水無月、松風月、蝉の羽月、常夏月、長夏などなど。
どれも美しい呼称です。
その中に、風待ち月があります。
水無月同様、旧暦の七月あたりなら、さぞかし暑くて、風が吹くのが嬉しいことだったのではないでしょうか。
空調の整った部屋で過ごすことになれてしまった私たちですが、ひと昔前までは暑さとむきあう日々に、
涼しい自然の風は待ちに待ったものの一つだったのでしょうね。
さて、本日のスーパー・コート東大阪新石切の入居者様は、筆を持ち、金曜恒例の書道に挑んでおりました。
今日のお題は、「早苗」「初夏」そして「風待月」です。
風待月って何?
と質問が来るのをどきどきしていた私でしたが、そんなことを聞かれることもなく、
皆、一心不乱に筆を走らせ、見事な手さばきで書を仕上げておられました。
はい、いいんですけど。
答えを用意していた私は少し寂しい思いをしてしまいました。
それにしても、こうして一生懸命、書に励んでおられる姿をみるのは、
みている私まで心を洗われる思いがします。
書道っていいなあと思います。
残念ながら、今日の参加者は少なくて、その傍らで別のことをしている方もいたりします。
のんびりコーヒーを飲んでいる方もいます。ゲームに興じている方々の賑やかな笑い声も聞こえます。
色んな風が吹いて、気ままな昼のひとときが素敵です。この平和な日常を愛しく思えてなりません。
こんな人もいたりします。
で、これが一番のベストショットだったりします。
ちょっと違う風が吹いてしまいましたが、これはこれでいいかなと思ってしまう私がいたりします。
たぶん、こう言う風を待っていた気もしてしまいます。
誰か、「なんでやねん」とつっこんでほしい私もいたりします。
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