
「もし明日、自分がこの施設に入居することになったら----」
そんな前提で、スタッフ同士で話をすることがあります。
普段は支える側ですが、あえて"入居する側"になって考えてみると、見えてくるものが少し変わります。
まず朝。
決まった時間に一斉に起きるのではなく、その日の体調や気分に合わせて、できるだけ自然に目を覚ましたい。
「起きましょう」と声をかけるときも、ただの業務ではなく、その方のペースを大切にした関わりでありたいと思っています。
食事の時間も同じです。
早く食べることが良いわけではなく、その人のペースでしっかり味わえることが大切。
少し時間がかかる日があっても、「大丈夫ですよ」と安心してもらえる雰囲気づくりを意識しています。
日中は、過ごし方も人それぞれです。
誰かとお話ししたい日もあれば、静かにテレビを見たり、ぼーっと過ごしたい日もあります。
私たちは「何かしていただくこと」だけでなく、「何もしない時間」も大切な時間だと考えています。
実際の現場では、どうしても時間や業務に追われる場面もあります。
それでも、「この関わり方は自分だったらどう感じるか?」と立ち止まって考えることを忘れないようにしています。
そして夜。
「今日も安心して過ごせた」と思いながら眠りにつけること。
その積み重ねが、ここでの生活の安心につながっていくのだと思います。
理想通りにいかない日もありますが、
だからこそ私たちは、日々の関わりの中で少しずつ近づけていきたいと考えています。
ご入居者様にとっての"心地よい1日"とは何か。
これからも現場で考え続け、かたちにしていきます。


